イヌリン

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イヌリン

食物繊維とイヌリン

イヌリンは、ヒトの胃や腸などの消化管では消化・吸収されにくい難消化性の糖質(食物繊維)に分類されます。 食物繊維は大まかに不溶性と水溶性の食物繊維に分けられます。食物繊維は大腸まで到達し、イヌリンなどの水溶性の食物繊維の多くは腸内に生息するビフィズス菌のような腸内細菌の餌として利用されることがわかっています。

食物繊維

食物繊維不足

厚生労働省は食物繊維を、成人男性で1日当たり20g、成人女性で1日当たり18g摂取することを推奨していますが、実際の食物繊維摂取量は成人男性で1日当たり15.1g、成人女性で1日当たり14.5gであり、おおよそ3.5~5g不足しています。食物繊維摂取量との関連が検討された生活習慣病は多岐に及びます。心筋梗塞の発症並びに死亡、脳卒中の発症、循環器疾患の発症又は死亡、糖尿病の発症、乳がんや胃がんの発症との間に負の関連を認めたとする研究報告が数多く存在します。

腸活・食物繊維

腸活と腸内フローラ

近年注目されている健康のキーワード「腸活」。なぜ、腸内環境を整える「腸活」が注目されているのか?それは「腸の健康」が「全身の健康」に大きく関わっているからです。では、腸の良い状態とはどのような状態でしょうか?ここでは近年注目されている「腸内フローラ」がキーワードになってきます。ヒトの大腸には100兆個以上とも言われる腸内細菌が棲みついており、それらの代謝産物は、血液に取り込まれ、全身を巡って、ヒトの健康に影響しています。これらの腸内細菌叢(腸内細菌の集まり)を「腸内フローラ」と呼び、「腸内フローラ」を良い状態に保つことが健康につながります。

腸活と食物繊維

日本では私たちが食べた物のうちヒトの持つ酵素で消化できなかったものを食物繊維としています。しかしながら腸内細菌の食べ物になるのは一部の食物繊維です。細菌の食べ物(栄養)になることを資化と言います。言い換えると食物繊維でも腸内細菌が資化できるものとできないものがあるということです。腸内細菌の食べ物となる食物繊維の代表例がイヌリンです。

低糖質と腸活

低糖質

近年注目されている健康のキーワードに「低糖質」があります。炭水化物のうち、血糖値の上昇抑制につながる糖質の摂取を適正量に抑えることで生活習慣病にならないようにしようとする食事コントロールが推奨されています。ただし、炭水化物の量を減らすと、どうしても食物繊維の摂取量も少なくなりがちになってしまいます。ゆえに、低糖質食では、意識して野菜などから食物繊維を摂取することを心掛けることも重要です。水溶性の食物繊維であるイヌリンは低糖質食品に利用されており、「低糖質」な食生活に最適です。

炭水化物、糖質、糖類の分類

カロリー

食物繊維はヒトに消化・吸収されないのですが、カロリーを持つものがあります。日本においては食物繊維のカロリーはその種類によって2、1、0Kcal/gの3段階に分類されています。ヒトに吸収されないのになんだかおかしいですね。なぜカロリーがあるのかというとそれは腸内細菌の資化率(エサになる割合)によるのです。中でもイヌリンは資化率100%なので「腸活」や「低糖質」食に最適なのです。

食物繊維のカロリーと資化率の関係

カロリー 資化率 代表的な食物繊維
0 kcal/g 0~<25% 寒天、ポリデキストロース
1 kcal/g 25%~<75% アラビアガム、ビートファイバー、難消化性デキストリン
2 kcal/g 75%~100%

イヌリン、ほとんどのオリゴ糖、難消化性でん粉

イヌリン情報

イヌリンの効果

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