IR 平成16年度

ニュースリリース

2004.5.19 日刊工業新聞

「イヌリン」本格量産
機能性食品素材 事業規模目標5億円

 フジ日本精糖は機能性食品素材「イヌリン」の量産を本格スタートした。清水工場(静岡市)に約6億円を投資し、昨年秋に工場を稼働。今期から商業ベースで本格的に販売を始めた。食品の食感を高める効果のほか、血糖値などを下げる効用もあるとされ、機能性食品を製造する食品メーカーに供給する。04年度は1億2000万円の販売を見込んでおり、当面は5億円の事業規模を計画。需要が拡大次第、工場の能力を2倍に増やし、最終的には10億円の売上高を目指す。
 イヌリンは砂糖から精製した水溶性の食物繊維。同社が世界で初めて砂糖を原料に精製することに成功したという。すでに、即席めんやハム、ヨーグルト、コーヒー飲料などに食感を軟らかくする目的で試験的に採用されている。また、現在国内では臨床中だが、欧州ではカロリーの摂取を抑えることで、血糖値や血圧の上昇を抑える効果が確認されており、フジ日本精糖では食品メーカーと共同で、特定保健用食品の認可取得も目指す。
 同社では主力の精糖事業以外の育成を進めており、イヌリンもその一つ。投資資金として、旧工場跡地などを活用した不動産事業からの収益を充当し、非精糖事業の一つとして機能性食品素材を成長させる考え。

Back