IR 平成14年度

ニュースリリース

2003.3.11 株式新聞

世界初の食物繊維製造法 フジ日本、好財務で6円配

 いよいよ米国の対イラク攻撃が強まってきた。過去の経験則では、開戦で大きく売られた局面は買いとなるが、長引けばダメージが尾を引くだけに、積極買いと判断し難い。憎しみや悲しみしか残らない戦争は避けるべきで、平和的解決を望みたい。言い方は適当でないだろうが、不況になると日本は景気対策=公共事業が声高となるが、米国は景気対策=戦争というイメージだ。政策支出と考えれば莫大な金額を使う“景気対策”に変わりなく、有効なのかもしれない。
 フジ日本精糖(2114・2)の機能性食材「イヌリン」に注目したい。「イヌリン」は植物中に貯蔵多糖として広く存在する食物繊維で、水に溶かすとクリーム状になり脂肪の食感と良く似たものとなるが、人の体内では吸収されない低カロリーの脂肪代替物だ。整腸作用があるほか、中性脂肪やコレステロール、血糖値の低下などにも効果がある。
 こうした中、世界で初めて酵素を使って砂糖から製造する方法を開発し、今年5月から国内企業として初めて量産を開始する。既存品よりも低価格で、用途に応じて特性をコントロールできるのが特徴だ。
 今3月期連結経常利益は、海外子会社の営業赤字が響き、会社予想をやや下回る可能性もある。しかし、連結ベースの自己資本比率は73%と高く財務体質は良好で、自社株買いも積極的に行っており、6円配当はアトラクティブだ。来期は横浜工場跡地の賃貸料収入や「イヌリン」の販売増加から同経常利益は7億円規模まで拡大するだろう。

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