IR 平成14年度

ニュースリリース

2002.12.6 日経産業新聞

塩水港精糖 東洋精糖 フジ日本精糖
共同で倉庫建設品
連携強化、コスト減

 塩水港精糖、東洋精糖、フジ日本精糖の3社は新たに倉庫を建設し、製品の共同保管を始める。共同配送の実施も検討する。砂糖消費量の減少や大口需要家の入札制度導入などで収益環境が悪化しているのを背景に、提携関係の強化でコスト削減を進める。

 3社が共同出資する生産子会社、太平洋製糖(横浜市)が約4億円を投じて横浜市の工場敷地内に床面積約5千平方メートルの製品倉庫を建設中。保管能力は約6千トンで、12月中に完成し年明けから本格的に稼動する見込み。太平洋製糖で生産した各社の製品を出荷時まで保管する。
 現在も敷地内に倉庫があり塩水港精糖と東洋精糖が製品の一部を保管しているが、収容能力が足りないこともあり3社とも外部に複数の倉庫を借りている。今後は原則すべての製品を新倉庫で保管するため倉庫賃貸料や工場から倉庫までの輸送費用などがなくなる。3社合計で年間1億円のコストを削減できる見込み。来春をメドに一部製品の共同配送も検討している。
 太平洋製糖は塩水港精糖と東洋精糖が共同出資する砂糖の生産子会社だったが、2001年10月に経営統合して誕生したフジ日本精糖も資本参加し、既存工場1カ所を閉鎖して共同生産を始めた。同社の参加で工場稼働率は8割弱から9割強に上がり、生産コストの削減につながった。
 でんぷんを原料とする異性化糖や、ココアなどと砂糖を混ぜた海外産の加糖調整品の増加で砂糖需要は減少傾向にあり、製糖業界は設備過剰の状態だ。太平洋製糖の3社以外でも大日本明治製糖が日新製糖や日本甜菜製糖などと生産拠点を統合し共同生産を始めた。

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